- システム開発
- デザイン
見積依頼をExperience cloudでデジタル化
- クライアント
- 株式会社Green prop様
- サービス
- 廃棄物管理「CHACHAT」 https://greenprop.jp/chachat/
- Salesforce(apex, visualforce)
- python
- AWS(rds postgresql, lambda, s3)
- HTML
- CSS
プロジェクト概要
株式会社Green prop 様は福岡を中心に廃棄物の処理・運搬を行っています。Salesforceは社内業務システムの一部として、もともと導入・運用されていました。
営業チームが対面で聞いてくる仕事依頼やそれに対する見積参考情報、見積書の作成は社内システムで入力していましたが、専用の見積作成依頼フォームをSalesforce:experience cloud上で開発し公開したことで、お客様が直接Web上で見積依頼を作成でき、その情報がリアルタイムで社内に届くようになりました。
対面が必須であるお客様が減ることでデータ入力コストが下がり、同時に業務全体のスピード感も上がる、そんな結果を目標としたプロジェクトでした。
スコープ
- 基本設計
- 機能設計
- UI設計
- UXデザイン
- クラウド構築
- システム開発
課題・要望
- 行政指定の紙の産業廃棄物管理票の管理が煩雑である
- 紙書類の紛失リスクを下げ、検索/集計効率化の為にデータはデジタルで一元管理したい
- お客様が気軽にオンラインで見積依頼できるツールを提供
- 見積り時に必要な情報(現場写真や数量)を登録管理
- 見積り〜契約、配車管理までを一元管理したい
- 見積りフローを自動化しスピーディーに返信したい
導入後
- 営業チームが電話・対面で依頼を受け作成していた見積りをお客様に入力してもらえるようになった
- 支社や部門毎の権限管理によりデータ閲覧範囲を指定できるようになった
- 紙保管の契約書をデジタル化することで、契約期限などが見える化された
Salesforce内で運用されている業務システムとは別に、Experience Cloud上でApex+Visualforceを利用してお客様向けシステム「CHACHAT」を開発しました。お客様はExperience CloudにログインすることでSalesforce内のデータにpublic環境からアクセス可能になり、現場から直接、廃棄物の分類や画像・数量を登録して見積り依頼が可能になりました。
一部のデータは既存業務システムと連携してお客様からの見積もり依頼に素早く対応。
Salesforceで持ちきれないと判断されたデータはawsのS3/RDSにてデータを保持し、API Gateway+Lambdaの仕組み上でSalesforce間とのデータのやり取りを実現しました。
弊社では、Salesforceと外部サーバの連携にphpでREST、javaでSOAP、HerokuでHerokuConnectなど、様々な方式を使った事例がありますが、今回は対象データストレージがawsのS3/RDSであった為、相性が良いと思われるAPI Gateway+Lambdaをpythonで実装することを選択し、開発コストを抑えました。
開発者の声
Salesforceはガバナ制限などの制限が多数設定されており、Experience Cloudで利用できるカスタムオブジェクト数などの制限を回避する為にawsのRDSを一部利用しました。
また、ライセンスによって利用できる機能も変わる為、できる限り既存ライセンス内で使えるシステムにする為に複数の手法で試行錯誤しながら基本設計を行いました。
プロジェクトメンバー
-
基本設計、機能設計
- T. Maruyama
- M. Marumoto
- A. Oda
-
クラウド構築
- M. Marumoto
-
バックエンド開発
- T. Maruyama
- M. Marumoto
-
フロントエンド開発
- T. Maruyama
- A. Oda
-
UI設計、UXデザイン
- S. Ikeda
-
コーディング実装
- M. Mameuda
- H. Tsutsumi